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静岡市清水歯科医師会

14.「鬼は外、福は口から」…「幸福は口に集まる」

2月3日は節分でした。柊の枝に鰯の頭を刺して門の前に飾り、年男が「鬼は~外、福は~内!」という掛け声とともに煎った大豆まめを蒔き、疫病や災いをもたらす鬼などの妖怪を打ち払うものです。子供たちの楽しみは煎った豆を年の数だけ食べられることでした。

豆は煎ってあるだけなのに噛んでいると香ばしい滋味深い味わいがお口に広がってくるのが美味しかった記憶が蘇ってきます。
子供がコリコリと美味しそうに食べる音に親たちは羨ましそうに言いながらもてあましたお豆を子供たちに与えては喜んだものでした。

「失ってはじめてわかる我が健康」という言葉がありますが、歯やお口の存在と言うのは当たり前のように思っていると気付かないものですが大変重要な役割を果たしています。哲学者の鷲田清一さんはこんなふうに言います。「人の幸福はお口に集まる。美味しいものを食べた時、親しい人とお話をする時、愛する人と愛を交わす時などにお口は重要な役割を果たす。

しかしその反対にお口に不具合があると不幸も集まるというものである。」・・・と。虫歯で痛くて食べられない時、歯周病で腫れてしまい辛い時、ケガで歯をぶつけた時、入れ歯を失くして噛めない時、顎の関節がおかしい時、脳梗塞などでその機能を失った時、その時々に私たち歯科医師の役割が見えてきます。まさに、鬼は~外、福は~口!