09.「学校歯科健診は何を診るの?」…「CO GO ってなあに?」
新学期は学校健診の季節。この10年で歯科健診は随分変化してきているのをご存じですか?
「『生きる力を育む』歯と口の健康つくり」を基本理念に、むし歯を発見するだけではなく、顎の関節の異常、歯並びや噛み合わせの異常、歯垢の付着状況、歯ぐきの病気はないか?そして、むし歯があるか?治してあるか?ないか?事故など失ってしまった歯はないか?その治療は必要ないか?乳歯で永久歯の邪魔になっているような歯はないか?・・・など、短時間のうちにお口全体の健康状態がわかるようにたくさんの項目をチェックしています。
特に従来のC1・C2・C3・C4の他に、「CO」「GO」という言葉が聞かれるようになりました。CO(シーオー)とは、「見た目には明らかなむし歯の穴が確認できなくてもむし歯の初期病変(白濁・白斑・褐色斑)が確認された状態で要観察」。
GO(ジーオー)とは、「歯ぐきに軽い病気が始まっているが、歯石が付いていなくて定期的な観察が必要な状態で要観察」。ということで、現状を放置しておくと病態が進んでしまうので、歯科医院などでブラッシング指導や生活習慣の指導などを受けることで病状を改善できる初期の状態までも「お知らせ」することになっています。積極的に取り組みましょう!!
2008年4月26日