41.口内炎って?…2週間上は要注意!
口内炎は小さなものでもとても痛く嫌なものです。一口に口内炎と言っても様々で、カンジダなどのカビ類やヘルペスなどのウイルスそして細菌などによる「感染」によるもの、ベーチェット病などの自己免疫疾患・薬物や金属などのアレルギー・潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患・貧血や先天性の「全身疾患」によるもの、その他の「アフタ性潰瘍」「外傷」「前がん病変」「喫煙」などによるものがあります。粘膜にできた傷のような変化の周囲には感染が起こり赤く腫れたりし鑑別が難しくなり、とりあえず口内炎とひとくくりに言われているようです。
日常的に良くあるのは、アフタ性潰瘍のよるものや歯ブラシ等で傷を作り出来てしまった口内炎ですが、歯科医院で塗り薬を処方してもらい、患部を良く乾燥させて軟膏を少量毎食後と寝る前に塗ると効果的です。特に寝る前は重要です。1週間から長くても2週間で徐々に治ってきます。
注意しなければいけないのは、2~3週間たってもなかなか治らない口内炎です。必ずではありませんし、日本ではがん全体の2%と少ない数字ですが「口腔がん」となっている場合があるからです。
2014年6月19日