13.「噛む効用」…「卑弥呼の歯がいーぜ」その2
前々回⑩では、
▽ひ・・・肥満防止
▽み・・・味覚の発達
▽こ・・・言葉の発達、まで書きました。続いては、
▽の・・・脳の発達・呆け防止。噛んで顎を動かすことで脳へ向かう血液をポンピングして脳の活性化に繋がります。寝たきりの方が入れ歯を入れて噛めるようになり、寝たきりから脱却できることもあります。
▽は・・・歯の病気予防。噛むことで唾液がたくさん出るので、自浄作用でお口の中がきれいになり、むし歯や歯周病の予防に繋がります。
▽が・・・がん予防。唾液中のペルオキシターゼが食物中の発がん性を少なくします。▽い・・・胃の働きを助ける。良く噛んで唾液と混ぜることは消化の一段階ですね。
▽ぜ・・・全身の体力向上。しっかり噛むことで体力向上の促進につながります。
このように噛むということは、楽しく美味しく栄養を取り入れるだけでなく、私たちの生きて行く上で重要な役割を担っています。
どうしたら良いかって・・・・簡単なことです。良く噛んで美味しく食べられることに感謝しながらしっかり味わう習慣を身につける(食育)ということです。一口30噛みやってみましょう。
そして、その為には噛む道具としてのお口の環境を整えること、つまり歯周病や虫歯などで失うことのないように予防に心掛けるとともに不具合がある時はほったらかしにしないでキチンと治療しておくことが重要です。
2008年9月27日