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静岡市清水歯科医師会

2月2013

36.おとましい歯医者…イカすナウい歯医者

前回救急でお見えになった若い患者さんが数日後症状を診せに来たので「如何ですか?」と聞いたら、「すこぶる調子良いです。」っと返って来た。「すこぶる」とは、「たいそうに」とか「非常に」という意味で、私はホッとしたのですが、すこぶる珍しい言葉をお使いになる方と感心した。

80歳を過ぎたおばあちゃんの患者さんが、初診で来るなり「わたしゃいつまでたっても歯医者がおとましいだよ」と言った。「おとましい」とは昔の静岡弁で「怖い」とか「気の毒」という意味。一瞬「歯科医が気の毒?」と言ったのだと思い、さすがおばあちゃん歯医者の窮状がわかってる~!って思ったけれど、いや違う、歯医者が怖いのだった。「怖い歯科治療」がおばあちゃんの心の中にいつまでも存在していたのだ。

少しでも痛くなく快適な診療を目標にしてきたはずの我々歯科医師の日常診療での反省点が垣間見えるようで冷や汗だが、メンタルな面を含めた医療技術の発達・改善、歯科医数の増加、関連材料の発達などでより細やかな対応がなされるようになってきたので、歯科医療も40年前から比べれば「おとましい」から随分脱却してきたように思う。しかし、時の経過と共に使われなくなった言葉たち、「くっさるなあ」や「いかすゥ!」等など。今「ナウい」とうと古くさく感じる不思議ってありますね。

とにかく手遅れになる前に怖がらないで足を運んでみては如何でしょうか?イカす歯科医院でおとましくないナウい治療が受けられます