34.健康寿命を伸ばすには…よく噛めるお口が鍵
平成22年の都道府県別健康寿命は女75.32歳で全国1位、男71.89歳で全国2位というなかなか優秀な結果ですが、そんな本県でも平均寿命(女86.30歳、男79.55歳)から健康寿命を差し引くと女約10年間、男約7年間何らかの介護や支援が必要な状態でいることがわかります。
よって介護保険が必要という事ですが、人は誰でもPPK(ピンピンコロリ)で誰にもお世話をかけずに充実した生涯を終えたいと思っているはずです。では、この差である不健康な期間をどうすれば少なくできるでしょうか?
先日、静岡市主催の市民対象健康講座で首都大学東京大学院の星旦二教授の「生涯現役をめざしましょう」という講演を聴く機会がありました。冗談を交えながらのお話の中に
①口紅・化粧・身だしなみ
②通帳を嫁に渡さない
③かかりつけ歯科医を持つ・・もう一つは夢を持つ・・・と仰っていました。
健康と思えるのは美味しい食事や楽しい会話ができテキパキ行動できること。きちんと噛めるように治したら、自身で行うセルフケアとしての毎日の歯ブラシの正しいやり方を教えてもらって実践し、歯科医院に定期検診に行きプロケアとしての口腔ケアを続けることの重要性を説いていました。
11月8日はいい歯の日です。みなさんもお口の健康について考えてみましょう。
2012年10月27日