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静岡市清水歯科医師会

4月2009

16.「歯軋り・噛みしめ」…「まずは気づくことから」

人は普段上下の歯を合わせていない「安静空隙位」とう顎の位置でいるのが普通です。日中、仕事に夢中になっている時にギュッと噛みしめたり舌を吸いつけたり、スリスリと歯軋りする事はありませんか?こんな時は深呼吸をしたり、肩の力を抜て上下させたり、頬の力を抜いて歯を合わせないようにしてみましょう。

では、夜間の歯軋りはどうすればよいでしょうか?睡眠中、無意識下でも前回お話ししたような事実を知り、自己暗示療法で歯軋りが少なくなることが知られています。思い切り噛みしめて1~2秒後にフッと顎の力を抜くと上下の歯がわずかに開いた状態になります。

これがリラックスした位置です。呼吸に意識を傾け吐く時の脱力を繰り返し、リラックスしている自分に自己暗示し、「いい気分だ」「楽だ」「今夜は歯軋りしないようにしよう」などと言葉で唱えてみましょう。翌朝スッキリ目覚める自分をイメージしながら眠りにつくと良いと言われています。

それでも止まない時は歯科医院でマウスガードを作成してもらうのも良いでしょう。気になる方はかかりつけ歯科医に相談を!!(参考:日本歯科医師会雑誌Vol.53No.4 2007/1)